中国最大の暴露デー!”315晩会”レポート
Appleも撃沈させる!?今年の”315晩会”レポート
315晩会とは、毎年3月15日の消費者権利デーに中央テレビ台が放映する番組で、消費者の権利を侵害する企業を終始暴露します。今年は日系企業も暴露されているため、レポートします。
(1)番組開始
のっけから日本の商品(フルーツグラノーラとか)が映ったり「福島の放射線が・・・」などと言っていたので、「これは!」と思いましたが、まだどのような角度からの暴露かはわかりませんでしたが、商品の売り上げにも一定程度影響出てくるだろうなという感じで、不安でした。
(2)1個目の暴露
ーー互動百科の有料掲載情報が虚偽ばかりな件
〇〇百科みたいなサイトは中国版ウィキペディアのような感じで、調べごとするときに便利なんです。項目も審査を通れば無料で作れて、知識庫の役割を果たしているのですが。。。
審査が通らないような虚偽の情報であっても、(例えば、腫瘍が治る健康食品とか。)お金さえ払えばどんな内容でも掲載でき(”走後門”という)、消費者がこれを見て購入に殺到するというふうに、混乱を招いているという状況が暴露されました。
まあ、これは、少し前に話題になった百度の医療広告問題に関連する話題だから叩かれて当然ですね。あんまり新規性を感じませんでした。
(3)2個目の暴露
ーー子供から個人情報を騙し取って親に物を売り付ける業者がいる件
科視視光というコンタクトレンズの販売会社が、医療機関から名借りして、子供の視力診断をして、親の名前とか携帯番号とか色々な個人情報を騙し取って、後日「〇〇近視予防センター」を騙って親に連絡し、自社でコンタクトレンズを売るという下劣さ。
他にも色々な問題を含んでいるものけれど、レポートなのでここまで。
(4)3つ目の暴露
ーー家畜の飼料が違法な件
これは国の規定に違反してる(人用の薬をつかったらだめみたいな)のと、中医品と騙り西洋薬を入れてたりみたいな感じで、飼料の包装上の表記と実際の内含の違いが問題だったよう。
まあ、行政案件ですね。潜入動画では、「検査されてもバレないよ」とか堂々と言ってたし。
(5)4つ目の暴露
ーー輸入禁止のはずの日本製品が何故か中国で売られてる件
3•11後、放射線汚染などの原因で日本の一部地域の製品が中国輸入を禁止されているわけですが、何故か税関を抜けて中国で売られているということで、「イルカ税関通過有限公司」とう会社が挙げられたそうです。
それと、「無印良品」や「イオン」もある店舗で日本語タグには禁止地域が生産地とあるのに中国語表記では違う場所に変えていた事実があり、暴露されちゃいました。
日本の商品もだいぶ出てて、目視して覚えているだけでも、フルーツグラノーラ・ぐんぐん・サトウのごはん・フルーツとハーブのお酒(あと、多分この件と関係ないけどめっちゃ目に残ったのは「こくまろ」。かわいそうに。。)が禁止区域から出ていたとなってる。
間接的な指摘だけど、売り上げに響かないように禁止区域じゃないものの判別方法を広報したほうがいいんでない?特に、フルーツグラノーラとか売れ筋だから影響大きそうだけど。大丈夫かな?
(6)5つ目の暴露
ーーナイキが嘘ついてる件
靴製品に虚偽広告があって、騙された消費者に法律の規定に従って賠償しない問題ですね。やっぱこういう大企業が消費者を騙すのはショックですね。
会社の規定が法律より優先されるように消費者をミスリードする強権的な姿勢は反感を買いそう。そういう意味では今回の一番の目玉かな。
(7)6つ目の暴露
ーーお年寄りを騙す悪徳商法が蔓延ってる件
これもゲス度満点。長いスパンをかけて大量の老人をターゲットにし、事前のアンケートで知った不調な点を、名医(笑)や権威者(笑)が神のごとく指摘して、お年寄りを信用させて、アホほど高い値段で安い商品を買わせるというもの。
信用しすぎて借金して買う老人もいるらしく、このやり方はゲスい。
この他にもこじんまりしたコーナーがあったけれど、全部省きました。記憶に頼った走り書きだけれど、次は1つ1つ深く記述してその後の対応などをレポートします。