中国・青島 調査レポートその2(スラム・下町編)
中国・青島の下町
※前回より続く
ではでは続いては下町・スラムへ潜入です。
ただ少なくとも、中国の都市部には南米や東南アジアのようなスラムはほとんどないです。
良くも悪くも警察国家なので、完全な無法地帯みたいなのは青島都市部には見当たりませんでした。
今回行ったのはスラムというより下町です。
ではさっそく潜入スタート(/・ω・)/
こんな感じのきれいな街並みのすぐそばに下町はありました。
ここの一帯だけ集落みたいな感じで下町が残ってました。
後ろの方に近代的なマンションが見えますが、ここの周囲はすべてあのマンションみたいなきれいな街並みです。
ここがメインロードで、さまざまなお店が並びます。
横通りはこんな感じ。北京や上海と違って、青島は下町もなんとなくドイツちっくな雰囲気がしますね(汚いのは汚いですが(・・;))
この下町にはなぜか旅館がたくさんあります。最初理由が分からなかったんですが、どうやらこのあたりは地方から出稼ぎに来た建設労働者が暮らすために残っているみたいです。
大衆浴場。入ろうかちょっと迷いましたが、さすがに入らなかったです笑
張り紙がたくさん。「房屋出租」「单间出租」っていうのは「部屋を貸します」って意味です
ちなみにこの下町はこんな感じの壁でぐるっと囲まれてます。都市部と地方の厳然とした格差を感じさせます。ここに働きに来る出稼ぎ労働者はこの現実をどう感じてるんでしょうか、、、
食事はとにかく安いです。これで150円くらい。味はまあまあ美味しいかったです。
昼間も人通りは多かったですが、夜はもっとにぎやかです。仕事を終えた出稼ぎ労働者が帰ってくるのでしょう。
治安に関してはまあそこまで危ないってことはないと思います。
「出稼ぎ村」を後にして、次に別のスラム・下町に向かいます。
次に行ったのは労山地区と市南区のあいだの下町で、こちらは出稼ぎ労働者というよりは、地元の人が生活してるって雰囲気でした。
メインストリート。
動画を撮ってたんで貼っときます。動画のほうが雰囲気伝わっていいんですけど、動画撮るのはやっぱり大変ですね(^^;)
こちらの下町は最初に行った出稼ぎ村よりも規模が大きいです。
風俗嬢らしき女性が前を歩いてました(分からんけど笑)
下町で足つぼマッサージを受けたあと、晩御飯を食べに行きます。
ちなみにこういうローカルマッサージはめちゃくちゃ安いです(1時間1000円もしないぐらい、しかも上手い)
晩飯を求めてふらふらしていると旨そうな匂いが、、、
どうやら店の前で炭火でいろんなものを焼いてる提供してるみたいです。豚肉鶏肉羊肉や野菜類もけっこうありました(路上に放置で衛生面は不安ですが笑)
そしてめちゃくちゃ美味しかったのがこの料理!これやばいぐらい美味しかったです(*'▽')
大きいナスを炭火で焼いて、火が通ったら切れ目を入れてパカッと開いてそこになぞのタレをかけた料理です笑
たぶんひき肉と玉ねぎをコチジャンとかごま油とかで和えてるんだと思いますが、これはほんとにおいしかったです。
焼きあがるのを待ってる間、焼いているお姉さんとしゃべってました。
お姉さん「あんたどこの人?」
筆者「日本人です」
お姉さん「こんなとこに珍しいね」
筆者「このあたりはどういう人が住んでるんですか?」
お姉さん「貧乏な人しか住んでないよ。あと朝鮮族(=かつて朝鮮半島から移りすんだ人々)も多いね。」
なるほど、やはり青島は朝鮮半島との関わりが深いですね、、、
結局、ナスの料理と羊肉の炭火焼きと青島ビールを堪能して、この日は帰宅。
以上、下町レポートでした。
次は風俗・繁華街編に続きます(/・ω・)/