中国・青島 調査レポートその1(生活編)
中国・青島 旅行レポート
中国・青島に2週間ほど滞在してきたので、今回はそのレポート。
語学学校みたいなのに通いながらだったのと、休日に思いっきり風邪をひいたのとで、今回あんまりアクティブには動けなかったですが、、、(*´Д`)
海外旅行の際にぼくが必ず行くのがこの3つのスポット
1:スーパーマーケット、商店街
2:下町、スラム街
3:繁華街、風俗街
そこで必ずやることはこの3つ
1:どローカルな店で飯を食べる
2:フツーの人の話を聞く(マッサージの店員とかタクシー運転手とか)
3:風俗嬢、ホームレスと話してみる
えっ、観光地は?笑
いや、観光地も行くのは行くんですけどね、でもなんか写真撮って「おーっ」ってなって、はいおしまいって感じですね。
スーパーとかショッピングモールに行くのは、フツーの人の経済活動が見れるから。
何がいくらで売っててどれが人気なのかとか、スーパーと個人経営の店の価格差はどうなのかなーって感じで楽しんでます。←変な人とか言わない
下町・スラム街に行くのは、そこにその社会の現実・実態が見えるから。
経済が発展すればするほど、光と影のひずみが大きくなる。光の部分は本なりメディアなりで見られるけど、影の部分はなかなか見えない。
だから、直接自分の足でそこを歩いて、同じ飯を食べて、話を聞くっていうのが一番その社会を感じられるんじゃないかなと思う次第であります(´・ω・)
あと、風俗嬢やホームレスに話を聞くのは、その社会の本質を感じるため。
彼らは社会のシステムから排除された存在。それだからこそ、そんな彼らの本音だけが、その社会の本質を語りうるんじゃないかなと。
まあ本音を聞くのはなかなか難しいんですけどねー(;´・ω・)
ということで、そろそろレポートスタート。
空港到着~周辺散策
夜の9時前、中華LCCの飛行機で青島の流亭国際空港に到着。
出発前にいろいろあって疲労マックスだったんですが、
飛行機から降りて最初に撮った写真がこれ↓
っておいおい笑、香港の表記が「ホソコソ」になってんぞ笑
青島っていうとけっこうな大都会でしっかりしてるイメージだったんですが、、、
こういう感じのノリなのね、うん、なんか中国って感じ笑
ちょっとテンション上がりました(/・ω・)/
青島の空港は基本的にぼろいです。北京とか上海の空港のイメージしかなかったんですが、なんだかんだ言っても北京上海は特別ですね。
青島は大きめの地方空港って感じです。
さっそく空港のタクシー乗り場から宿泊先へ直行。
タクシーで運転手にいろいろ聞いてみる。以下A=筆者、B=運転手
B「あんたどこの人?」
A「日本人です」
B「日本人か、珍しいな」
A「どこの国の人が多いですか?」
B「韓国人が多いね」
A「青島はなにが有名ですか?」
B「青島ビールかな。あと海鮮料理はおいしいよ」
A「最近景気はどうですか?タクシー運転手は給料はいいですか?」
B「ずっと一緒だよ。景気ってのは俺らにはあんまり関係ないね」
A「へー、そうなんですね」
B「中国に来るのは何回目?」
A「3回目です」
B「何回も中国に来ていろんなところに行けば、だんだん中国のことが分かってくるよ」
A「なるほどー」
、、、
タクシー乗ってて面白かったのは、運転席にスマホを置くスタンドがあって、タクシー運転手のグループラインみたいなので道を教え合いしてたこと。
例えば、ぼくが運転手に行き先を言うと、それを聞いた運転手がボイスメッセージで「~ってどこか分かる?」ってグループラインに聞く。そしたらその場所を知ってるほかの運転手が教えてくれるって感じ。
この中国人の実利主義というか現実主義というか、パッと思いついたらすぐパッと実行するこのスピード感はほんと中国人の強みですね(^^;)
あと、どこの中国人もそうですけど、役人とか金持ちに対する庶民の感覚はとても冷たいですね
景気とか不動産バブルなんて俺らには関係ねーよって感じです(・・;)
中国で共産主義政権が成立した遠因はたぶんこのあたりにあるんでしょう。つまり、タテの関係性よりヨコの階級意識のほうがすんなり心に響くんじゃないでしょーか?
そうこうしてるうちに宿泊地に到着。今回泊ったのはホテルじゃなくてマンションタイプのところ。
仕組みはよくわかんないですけど、高層マンションの15階くらいから22階までをホテルの代わりに解放してるって感じでした。
部屋は結構広くてきれいでしたけど、ただスリッパとかシャンプーとかタオルとかそういうのが無くて初日は困りました(*´Д`)
目の前はバリバリ工事中です↓
この工事が日曜でもだいたい朝6時にはもう作業員が作業してて、かなりの突貫工事なんだろうなと思います。
結局宿泊先に着いたのが夜10時半ぐらいだったんで、初日はすぐに就寝です。
翌日、付近を散策します。
付近の写真↓
ぼくが泊っていたのは崂山地区っていう場所で、新たに開発が進められている地区でした。
中心部からはかなり遠いです(;´Д`)
中国は基本道が広いです
マンホールのふたから湯気が立ち昇ってます笑
臭いはほとんどないですがなんかいやな感じです(・・;)
博物館(美術館だったかな?)らしき建物。どの建物もまだまだ新しくてきれいです。
続いて海岸を訪問。海水はかなりきれいでした(^^) 中国で海水浴できる場所は少ないので、夏場はけっこう人気なんじゃないかなと思います。
どこもかしこもほんとに建設ラッシュです。不動産の過剰供給はおそらく時間の問題でしょう。
青島はミニストップが多いです。
青島ではこういう感じの岩山がたくさん見れます。ザ・中国って感じで風情があっていいですね
続いてショッピングモールに行きます。入口にはクーのキャラが、、、
やはり青島は海鮮が豊富です。
サーモンが人気みたいですね。鯛のお刺身は人気がないのかかなり安かったです。
青島はかつてドイツの租借地だったこともあり、ドイツの食文化が根付いています。写真はドイツっぽい巨大なソーセージ。
すっぽんも売ってました。中国人は家ですっぽんを調理するんですかね?
夕食はこれを食べました。雲南省の料理らしくて、中に米粉でできた面とか野菜とか鶏肉が入ってます。あと節分の時に食べる大豆を油でそのまま揚げたやつも入っててけっこうおいしかったです↓
ちなみに崂山地区にはまだ電車が通ってません(;´Д`)
中心部に行くにはバスかタクシーしかありません。
いま現在進行形で建設中だそうですが、このあたり北京上海広州とは事情が違いますね
部屋に帰って青島ビール飲んで寝ました。ビールはめちゃくちゃ安くて、瓶ビールで一本100円もしないくらいです(*^。^*)
ということで、生活編はだいたいこのへんで(/・ω・)/
印象としては、青島は中国の中で割とメジャーな都市ですけども、やはり北京上海広州などの都市は別格で、あくまで地方都市の1つですね。
青島ほどの都市でも地下鉄などのインフラ整備はまだまだです。ということは、今後もまだまだ建設の需要が続くこと、経済成長の余地がまだまだ大きいことがうかがえました。
一方で、不動産をはじめとする建設ラッシュが過剰な感じがあるのは否めませんね(・・;)
インフラ需要に引っ張られた不動産需要があるにせよ、いつかはそれをコントロールしないと崩壊するでしょう。
ただ、日本でよく言われるような、中国経済は崩壊間近だって感じの言説は不正確ですね。
経済成長率の鈍化と構造改革による痛みは今後あるでしょうけど、経済全体としては今後も成長はするでしょう。それだけ広大な国土と人口がありますから。
それは実際に町の雰囲気をみてもそうでしたね('ω')
ということで、生活編はここまで。
次は下町・スラム編に続きます(/・ω・)/